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2008.03.27 おにふさー
円山公園夜のイベント竹灯り円山公園の竹灯り(写真:夜の円山公園・小川に竹を並べてその中に蝋燭を立てて竹と灯りのイベントです)

3月20日にあった塩竃市での「第一回佐藤鬼房顕彰全国俳句大会」にy-benとーさんが参加。
当日投句の部の一発勝負で、最年少選者である神野紗希の特選三席に入選!

  おにふさー森羅万象木の芽雨   斎藤 勉

とーさん!!おめでとうございます\(^^)/ 
仮名のおにふさーで童歌のような、小鬼がかくれんぼでもしているようなかわいさのある幽玄世界がひろがりました。単語の組み合わせだけでここまでいけるのが短歌と違うところです。

ところで、佐藤鬼房にはこんな句があります。
  気が触れる冬三日月を引き寄せて
はじめて見たとき、すげぇじいさんだなぁと…。
それで調べてみると好きな句がたくさんありました。
 切株があり愚直の斧があり
 ふりむかぬ鬼籍のひとや朴の花
 誕生日靴の重たさだけがある
かっこいい。
円山公園の枝垂れ桜、まだ蕾先週末の暮れ方の円山公園の枝垂れ桜。まだまだつぼみ固し。でしたが、ここ数日でだいぶ変化があったと思われます。花の盛りは見逃すかもしれません…。
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2008.03.24 レトロとは
三月書房週末に京都に行った。市役所の近くに三月書房という本屋がある。短歌や現代詩の本がぎっしり。雑誌やベストセラーは扱ってない。古本屋みたいに見えるがあくまでも新刊本の書店だ。まあたまに古くなった歌集の新刊本が60%引きで売られていたりはするけれど…。京都の結社誌もあるし、短歌新聞社の文庫もずらりとある。年に1回くらい寄ってみたくなる。今はインターネットでたいがいの本を手に入れることができるので、ここでないと…ということはない。それでもやはり背表紙を見ながら、これと思うものを抜いては開き、また次を…というこの感じはいいものだ。しかも短歌の本だけで何段も何列も、あっちにもこっちにも、である。
本能寺老舗たっぷりだいたいこの御池辺りから三条にかけては四条河原町とは全く違う雰囲気なので気持ちがいい。昔ながらの喫茶店も今どきのカフェもあるし、角に梶井基次郎が檸檬を買った店があって、本能寺があって(森蘭丸の名前をみつけて微笑んでいるお姉ちゃんがいたりする。ここにくるのは一人旅の人が多い。だいたい観光客に人気のない寺だ。まあ墓以外なにもないので…)。
うちの祖母が大好きだったそばぼうろの店構えがこのあたりでは一番好きだが、足袋の店や表具の店やとにかく一体いつからそこで商売しているのか測りがたい古さの店と、古さを装った今どきのお洒落な店が混在している。
柊屋と俵屋という高級老舗旅館は向かい合ってある。有名なイノダコーヒーはこのところ必ず入れないほど人が並んでいる。それではあの店のよさは全然楽しめないので、今は遠慮しておく。
レトロ喫茶「築地」そして高瀬川そういうときは四条河原町まで歩いて喫茶「築地」に行く。ここもずいぶん観光客が増えたが何故かいつも座れるのだ。学生時代にすでに床がきしんでいたのに25年以上経ても同じような傷み具合だ。何も変わってないように思えるが、そんなはずはないよなぁ。コーヒーカップの縁の金があせたり新しくなったりする。同じ模様のカップがずっと用意できるというのも今ではすごいことかもしれない。ちなみに築地のコーヒーイコールウィンナーコーヒーである。イノダではミルクと砂糖が入っている。京都の古い店ではブラックを!とわざわざいわないとあまーいコーヒーが出てくるところが結構あるのだ。築地や高瀬川のフランソワは昭和9年の創業だったと覚えている。(別に私が創業に立ち合ったわけではないが…)
そりゃあまあ、江戸時代から続く店がたくさんあって、坂本龍馬の通った鳥屋がそう古い感じでもなくあったりするんだから、創業70年やそこらはひよこの京都なんだろうな。
2008.03.21 糸とんぼ
糸とんぼ自画像去年亡くなった鞍貫三智子さんの遺歌集「糸とんぼ」をお母さまよりいただいた。
夫君が1周忌にむけてまとめられたようだ。ご病気で欠詠がちだったので歌は多くなく、そのかわり遺されていた絵がたくさん入っている。若き日の自画像など、なんともいえないものがある。母上の挽歌が巻末にあって、それも胸に響いてくる。
果物の頁見開き頁まとまってみると、静謐なイメージに包まれる。内側を決して晒さず、あくまで冷静に誠実に描写するのだが、かえってそれが対象の草木や家族をあたたかく見せている。とても静かな優しさがそこにはある。
少女の雰囲気を残したままの外見と静かな口調に、固すぎて剥けない白桃のような人だと思っていたが、その奥にはやわらかいものもあったことがわかってくる。自分に厳しすぎたのかもしれない。絵にもあたたかさが潜んでいる。芯には思いのほか紅いものがあったのだ。でも人には決して見せなかった。そしてもう永遠に見せてはもらえない。でもこの1冊をずっと手元に置いておけることは素晴らしい。ありがとう。
2008.03.17 終始あり
桃の桃色昨日はS邸の歌会だった。……というか、S邸の最後の歌会であった。
たぶん2002年がはじめだったと思うが、毎月1度通った道筋が愛おしい。電車を乗り継ぎバスに乗り高台の新興住宅街のお庭の花々を眺め、そして階段をおりてからの古い町のS邸に続く土手道の季節毎の木々。私が一番季節の移ろいを確かめていたのはこの道のりだった。そしていつも「遠いところをようこそと」とSさんとSさん丹精の庭の花に迎えてもらった。
Sさんの梅先月は蕾だった梅がもう盛りを越えていた。そしていつものようにいつもの歌会を終えた。Sさんはいろいろとお忙しく余裕がなくなったのだろう。ご自宅での歌会は負担もおありだったろうに甘えて今日まであたりまえのようにして頂いてきた。今までほんとにお世話になりありがいことであった。Sさんにはものの見方、表現の違い、選ぶ言葉、多くのものを教えて頂いた。今日まで歌を続けることができた理由のひとつはS邸歌会の存在であったと思う。
春だ!蒲公英だ!おかげで参加の方と親しくおつきあいできるようにもなった。とても大きな財産だ。亡くなった鞍貫さんとお会いできたのも歌会があったからである。
4月からはHさんとohiraさんと新たに歌会を持とうと思う。
始まりがあれば終わりがある。そしてまた何かが始まる。春なのである。
2008.03.11 再現シーン-9
お仏壇草若から小草々へセット見学の続き。寝床のついでに前にも見学した他の部屋も遠くから見た。近くで見るには2時間並ばないといけないからね。小草若が買った仏壇が! 師匠とおかみさんの写真が下にあるのだが人が多くて撮影不能…。稽古部屋には、草若の提灯のかわりに小草々の提灯が。かわりに書き割り状態の師匠のお姿が…。
一門会ポスターポスターで驚くのは平成7年から12年の間に大阪の局番は3桁から4桁に変わっている。そこまで細かく作られている。小道具さんあっぱれ。
落語会で落語家さんたちがいろいろと…。本職の落語家さん達は見ては「それはないやろ~」と突っ込む、ありえないことに怒り出す、落語界が誤解されると憤る。弟子達が「フィクションですから~」と宥める。いややったら見んといたらええのに、見てるんやね(^^)
若狭と草々の衣裳一方で俺がそこにもし出ていたら…と悔しくて意地でも見ない人も。なんでもかなりの数の落語家さんがNHKから是非にと呼ばれ、オーディションが3次選考まであったとか。吉弥兄さんも逆の立場だったら「見ませんよ絶対。むかつく」というてはりました。で、弟子の修業中について、一番やったらあかんのが「師匠に嘘をつく」こと。だから落語家さんは小草々を見て「即刻破門や!」と叫ぶそうです。吉弥兄さんも台本見てなんぼなんでもこれは…と思ったそうです。けど、一番あかんことに食いついた脚本家さんってすごいなあ、とも。
見納め徒然亭宅内弟子経験のある桂まん我さんがいうてはりました。「ほんまの内弟子修業をリアルに描いたら『おしん』になるから誰も笑わんし、そら朝から見たないでしょ…」と。大変なんやなぁ。まん我さんは師匠の小さい子供3人のめんどうみながら一日中掃除と炊事をしては、時うどんの稽古で何百杯とすするところをやっていたとか。そこまでしないと扇子一本でうどんを食べてるようには見えない…。確かにこの前「愛宕山」の山道で旦那とおかみと舞妓と幇間が並んで行くのが私には見えたが、高座には着物着た吉弥兄さんが扇子と手拭い持ってひとり座っているだけやった。そう見えるまでの修業ってやっぱり大変なんやろな。稽古と高座での失敗を重ねて重ねて…。
気楽に見えても楽な商売やないなぁ。けど、気楽に見せてるところがかっこええがな。
2008.03.10 再現シーン-8
寝床 表厨房から店を見るいよいよ「ちりとてちん」も終盤にさしかかってきた。収録はもう終わっていて、ドラマのセット公開があった。前回見ることができなかった居酒屋「寝床」が見られるらしいというので行ってきた。入口からの列は何と2時間待ち~。
みかのように寝床だけが見たい人は裏から入れる。表ののれんの味のある「寝床」の文字は熊五郎役の木村佑一が書いたという。たぶん中の紙に書いたメニューや似顔絵も彼の手によるのだろう。咲さんのために劇中で歌った歌も彼の作詞作曲らしいから、どこまで多才な人や…。ただものやないね。
各種お品書き名前にちなんで熊の縫いぐるみや置物がたくさん。メニューもときどき落語の題がおりこまれている。それにしても値段設定が安すぎる…。だから貧乏時代の草々達でも行けたということなのだろう。奥の高座にあたる場所には何故か壺に入ってギターが。熊五郎のハートなんだろうなぁ。とはいえ寝床寄席のちょうちんが立派で常設小屋みたいになってる、ふふ。
とにかく、もうすぐ終わるのかと思うと名残惜しい。
今にも誰かが出てきそうなそういえば、またまたうちの近所であった吉弥兄さんの落語会で少し裏話をしてくれた。師匠が途中で死んでしまう設定は渡瀬恒彦が主演ドラマ「おみやさん」の撮影が決まっていたから。小糸おばあちゃんがスペインに行っている設定の間は名古屋の御薗座の舞台に出ていたこと、今度、磯七さんが東京に引っ越すのは東京の舞台の仕事があるから…。おばあちゃん、スペインやのうて名古屋にいたはったんですわーと、笑ぅてはりました。
2008.03.03 餅雛(^^)
ひな桜餅天神さんの紅白梅今日は雛祭りである。といって別に行事はないし、雛飾りもないのでついこんなのを見つけて買ってしまった。桜餅と苺でお内裏様!
まっ、ペロリで終わりだが…。
もう天満の天神さんのあたりは梅が盛りを迎えた。今だけ本殿左右に紅白梅が飾ってある。ふと、子供の頃飾ってあった雛壇の御殿の左右にあった桜と橘を思い出す。あの立派なお雛様はいったいどこにいったのだろう。
梅が咲いた!枝垂れ梅確か嫁に行くときの一番の荷物に持たせてやるのだと祖母がいっていたが、いつまでたってもいかないので、朽ちたのだろうか。引越の時に捨てたのか? なんとなく母にも聞けずに何年も経ってしまった。
さーて、天神さんでは枝垂れ梅が見事に枝垂れて花がかわいく並んでいる。寒のもどりがあるそうだが、あと一息だね、春。