FC2ブログ
2008.09.29 映画三昧
ぐーぐーだって猫である!映画を見た。「グーグーだって猫である」漫画家大島弓子の原作である。大島弓子の世界が好きな監督と出演者が大島弓子の世界を好きな人のために作ってくれたようなものである。好きな人にはしっくりくるやさしい映画であるが、「かもめ食堂」よりは染まる人を限定する。小泉今日子と上野樹里は文句なくいい!
おくりびと!「おくりびと」は年代・男女関わらず泣きながらいろんなことを考えることができるだろう。余貴美子と笹野高史の存在感がいいのだが、この二人はどんな役もしっかり自分の色にしてしまう。本木雅弘も久しぶりにいい映画に巡り会ったって感じだ。キョンキョンもモッくんも、元アイドルの影を引かず、役者として踏ん張っていて一瞬の輝きではない光を帯びていてうれしい。相棒は納棺師になろうかなぁって言い出した。……(^_^;)。確かに相棒は几帳面で器用だけど、絶対無理だ。異常に鼻がいいのだ。1日おいたエビは食べることができないって人だ。できるわけがない。でも惹かれているのは給料の良さだけみたいだが…。
最後の初恋って~もう「最後の初恋」は観るのがためらわれると言うか、観たというのがためらわれる…。だいたい窓口で「最後の初恋1枚」っていうのがすでに恥ずかしい…。内容もちょっと恥ずかしかった。思った通りのことが思った通りにおきて思った通りに終わる。えっとぉ、観たかったんだよ、リチャード・ギアがぁ。映画館はそんなおばさま達がいっぱいで、何故かついてきてしまった旦那たちはみーんな鼾かいて寝てたなぁ。あれ、絶対あとで夫婦喧嘩だな…。こっちでギア様にうっとりして、こっちで鼾じゃあね~。なんでいっしょに観るかなぁ(もちろんあちくしは一人で…、友人だってこれにはつきあってはくれない)。「愛と青春の旅立ち」「プリティウーマン」そしてこれだ。現実にはいない白馬の王子様(すっかり年いきましたけど…)のときだけリチャード・ギアは素敵。どんな名作に出演していてももひとつなのである。女性を黙って見ている目のやさしさだけで作品は成立しギア様の存在価値はある。(映画の内容は実はいい加減なシナリオで、細部は完全にやっつけ仕事だし、肝心の恋愛の部分も安直だった。胸をときめかす小道具だけ心得ている…)
学生の時ギア様と似た人とつきあっていた。いたんだよ、そういう顔の人が…。どう考えても顔だけが好きだった。長続きするわけがないよね。若い時って、チャレンジャーだったなぁ(^_^;)

スポンサーサイト



2008.09.26 秋分の日
天保山渡船場ものすごーく久しぶりに休みになった相棒が急に渡し船に乗ろうと言い出した。なんかよくわかっていないのだがついていくことした。大阪駅からJR環状線に乗って西九条で乗り換え、ユニバーサルスタジオジャパン行きのゆめ咲線に。で、USJを乗り越して終点桜島駅へ。駅から南西へ700mほど歩いて天保山渡船場に到着。向かいの観覧車のある天保山への無料の渡し船があるわけである。
これが渡し船であるなんでもこの渡しは明治38年に開設されたというから歴史がある。昭和初期には桜島付近の重工業化が進んで通勤用としてさかんに利用され、昭和42年には1日平均1700人も利用者があったらしい。平成12年には690人程度というが、今はもっと少ないだろう。しかし対岸への橋は相当に遠いので車や電車でかなり回って移動することを考えればとても便利である。1時間に2回の往復。通勤通学時には増便である。今もこういう渡船は8箇所にあるらしい。いずれだんだん減っていくのだろう…。どうも相棒は乗れるうちに乗っておきたかったらしい。さあ人も自転車も乗って出発。祝日なのでご近所の人のほか私達のような珍しがり屋がカメラを構えていた。あっというまであったが、久しぶりに海面を間近に見て気持ちがいい。
天保山山頂って…着いたところが天保山である。日本一低い山となっている。自然の山ではなく、江戸時代に安治川の浚渫の捨砂が山のようになっただけの山である。とはいえ当時は高さ20mもあったようで、陶板画の浮世絵のように船舶の目印となっただけでなく整備されて名所として雪見や花見の遊覧客で賑わったらしい。左上の上から見た写真の中央の鉛筆みたいな塔の右下に山頂がある。どこ?って感じだ。だって、今は山土は削り取られ地盤沈下もありで、たった4.58メートルである。周りの公園の丘の方が遙かに高い。しかし明治44年に三角点が設置された確かに日本最低の山なのである。
観覧車から見学の後は大観覧車に乗り上から観察である。もはや山頂など見えない。左の写真の赤いチョウチョのような建物が水族館の海遊館、その左のアイスクリームカップみたいなのがサントリーミュージアムという美術館。右の写真の中央の円盤が大阪ドーム、その奥の大阪城や諸々は識別できない…。久しぶりに海を見て、高いところから大阪の町をみたのであった。
2008.09.22 歌人に会う
馬酔木の会/9月もう秋の夕景昨日は9月の馬酔木短歌会だった。いつもの5名が参加。いい時間がもてた。ちょっとした言葉づかいの違いで印象が変わることを改めて感じた。個々の言葉へのこだわりもだんだんと明らかになっていく。このあたり生まれ持った言語感覚というのは抜き差しならないもので、ある人の好む言葉をある人は絶対に使わない、などということがある。単なる好みである場合もあるが、そういうものを呼び起こす言葉、単語というのも集めてみると面白いかもしれない。「私」「ぬぐう」「大半」「一際」とか…。
最近読んだ歌集(手元にあるのだけ…)会のあと奈良のIさんの紹介で歌集「第二頸椎」の作者で麻酔医の小松昶氏にお会いした。短歌現代歌人賞を受賞された歌を含む「第二頸椎」(写真左下)を読んで感想をIさん経由で渡し、いつかお会いしたい旨を伝えてあったのだ。馬酔木歌会の会場近くにお住まいというのもご縁である。そもそも香川にいらして海流の会員でもあり、tokoさんとは面識のある方だ。小柄なやさしい方だった。はじめてお会いするというのに私達女5人が相手ではやりにくかったことと思うが歌をはじめたきっかけなどをお話してもらった。そのうち馬酔木にも顔を出していただけるようにお誘いしたが、さて!
「第二頸椎」より少し引いてみよう。医師ならではの歌
  白衣脱ぎポケットベルをはずすときめぐりにたちぬ春の匂いが
  穏やかに目をつむりいる頬ぬくし再び此岸に戻らぬねむり
  苦しみてやがて静かになりゆくを若き医師らの後方に見つ
  保育器のその母の遺影飾られて五百グラムの命は育つ
そして動きが伝わってくる叙景に心ひかれた。
  ブラインド洩れ来る光いくすじか朝焼けしつつ壁面移る
  春の陽に辛夷は高く照りながら空を動かす山をうごかす
  黒々と陽の沈みゆく播磨灘波かぎりなくかたちを崩す
  低きより高みに光刻みつけ流星ひとつたちまちに消ゆ
一番好きな歌はこれだ!
  海のこえ風の雄叫びカヤックを漕ぎゆくわれに今だけがある
2008.09.16 十四日月
一応秋の月14日が中秋の名月で15日が満月だったらしい。とはいえ昨晩は小雨模様で見えず、これは14日の曇りがちの空で撮れた名月である…。相変わらずの花より、いや月より団子話であるが、月見団子って正しいのはどういうのだろう。これも地方によって違うのか? 実家にはそういう風流な行事がなかったのでお彼岸の団子と混同しての思い出しかない。餡にまみれた適当な形の団子だったなぁ。
このあたりじゃあこれが月見団子大阪では俵型の団子にこしあんが巻いてあり俵の片方の先が白く見えている。百貨店でもスーパーでも和菓子屋さんでも…。これはうちの近所の老舗杵屋のものだが、だいたいはもう少し俵が長く、餡から出ているところがも少しツノっぽい。形状は別として味はほぼ赤福餅である。三宝に小芋みたいなまん丸の白い団子が積んであるイメージのものは実際には見たことがない。秋田の銘菓炉ばたまあ、美味しいのでいいのだが甘いので1個で十分である。で、秋田のKさんが送ってきてくれた秋田のお菓子。見た目も楽しく味もいい。ありがとうございました!!
秋めいてくると生菓子も干菓子もいいねぇ~。菓匠sakoさん、頑張って作ってるのかなぁ (^^)
2008.09.08 草津歌会
草津歌会日曜に、いつもは偶数月開催の近畿青南歌会があった。特別歌会で8月を休みとしたからである。9名の参加。今回は司会の当番だったが楽であった。1評2評のあと全く指名なしでほとんど全員が意見を出すという感じですすめることができたのだ。が、それは意見の出やすいひっかかりや問題のある歌が多かったともいえて、全体の歌のできは少し悪かったのかもしれない。とはいえ、忌憚のないところを言い合うものだから、しまいに「好きに歌わせてくれ」と言う人まで出て笑ってしまった。
私の歌などもそうだが、これは歌にするような素材ではないのではないかということを言われるが、それはさてどうかと思う。作者が歌にしたいと思った動機は必ずあるはずで、それはその人にとって大事なもののはずである。それを他人がそう決めつけるのはいかがなものか。そういう意見を持っている人の歌は確かにテーマ性ははっきりしているが、思い先行で独りよがりになっていることが多い。どちらの個性も難しいものである。しかし、こうして意見が言い合えるのも共通の認識が底にあるからだ。歌壇の動きや今のはやりとは別に、私達は言葉ありきでなく思いがあって歌になるという大事なところはおさえたいと思っているということ。そのあたりは一致している仲間であると感じる。
京都駅「接方来」
終わってから生駒のHさん、奈良のMさんと京都で3人で食事をした。ごいっしょするはずだったohiraさんがお休みで残念だった。アフターがメインではないが大事なところでもある。日常を詠う私達だからこそ、非日常の歌会やその後の食事会が大切だったりする。そこをいっしょにできるかできないかは大きなポイントだともいえる。
2008.09.05 古典って何
高座の後ろに隠れてご本尊先日の夜、相棒の実家の菩提寺のイベント(っていうんかなぁ)で落語を聞きに行った。住職が正面真ん中の席にと…。うーん笑福亭松喬の噺を至近1メートルで聴いた。こりゃすごい。なんべんも目が合う。こっちが恥ずかしい…。若い頃には何遍か聴いたけどもう20年くらいきいてなかった松喬、いつのまにか大師匠風になってる。五枚笹の紋を見て相棒がセミやないねんなぁって、違うやろ。写真が歪んで見えるのは見台の膝隠しが少し斜めになっているのと即席高座が少し傾いているから。高座うしろの布の奥にご本尊がある。最近建て替えられた立派な本堂である。ぴかぴかやねぇ。
(あとの写真はイッセー尾形を見に兵庫県立芸術文化センターに行ったときのもの。久しぶりに見たよこんな立派なホール。同じ独り芸だが、ずいぶん箱が違う。)
笑福亭右喬「看板の一」笑福亭遊喬「二人ぐせ」に続いて出てきた松喬師匠。近所の檀家のおじいさんやおばちゃん相手に、ホールみたいに時間の制約があるわけやない(しかも千円で…)。枕40分ほど喋って15分くらいの噺「犬の目」そして休憩後に30分ほどの「崇徳院」である。世間話40分というのが何ともいえない。奇想天外な話をするのではなく最近の身近な話を延々とするのだが、これがずーっと笑いっぱなしで、しかも間で坊主は儲かる話(ご本尊の前でっせ)とか、上方と江戸落語のルーツや違いの話を折り込んでいく。この人かなりのインテリやなぁ。けど、ふつうの大阪のおっちゃんが居酒屋でぼやいてる風で声を張らないのに通る声。20分くらいで懐中時計を出してそっと見たので噺に入るかと思ったら全然だったのが私的にはツボにはまった。だったら見るなよ…さすが松鶴の弟子、鶴瓶の兄弟子、ただもんやない…。
立派なホールでイッセー尾形歌舞伎や能・狂言は古典芸能で落語はそうはいわれない。古典芸能といわれるには1回見たくらいではようわからん、というものでないといかんらしいですわってサラッと言ったりする。私はようわからん、あたりでもうおかしくてたまらないのだが、一拍二拍おいてみんながくすくす笑いはじめる。笑いが全体にひろまったところで、落語は誰にでもわかりますねんと小声でいう。爆笑である。
このところの桂吉弥びいきで彼の会に行くとどうしても米朝一門の彼と同期か若手の落語家さんばかり聴くことになる。もちろんこれからの人の話も勢いがあっていいのだが、やはり30年以上やってる年季の噺家のものは構えが違うし、笑福亭はまた違った雰囲気だ。
芸の世界の年季というのは嘘をつかないものがある。積み重ねてきたものの上で笑いは深まる。これは私が短歌のコラムに書いた積み重ねてきたものの上に言葉は輝く、というのに似ている。うーん、同じようなものかもしれんね、っていうかいっしょかな。 (^^)
2008.09.02 経費節減
月山・弥陀ヶ原とーさんから月山の春の写真をいただいた。憧れの出羽三山。なかなか行けない…。下のちょっと前にいただいた松島の五大堂の写真といっしょに目の保養である。
さて、事務所でずーっととっていた日経系の業界新聞を経費節減の折りから講読をやめることにした。電話で「来月から入れないで」といえば済むところだが、まあ口頭はトラブルのもとなのでちゃんと文書にしてFAXで送った。するとすぐに電話がかかってきて「何か失礼なことがあったでしょうか、どうぞご遠慮なく仰って下さい」というので、いやいや経費節減のための当社の都合であって何も配達やら何やら不都合があったわけではないのよっと説明したのだが、非常に恐縮していて余りにご丁寧なのでこちらの方が恐縮してしまう。
新聞屋も変わったなぁ~と思っていたら翌日、お客様サービスとかの女性がやってきて、何か不都合がございましたでしょうか、長いおつきあいでございましたのに…と。いやぁ、経費節減でね…、うにゃうにゃ。そこまでは新聞もあんまり売れてへんのやなあ、大変やなぁと思ったのだが、その翌日また別の部署の男性が、このたびは何か問題がございましたでしょうか!引き続きお付き合いは無理でしょうか…とやってきたのだ。思わず、「経費節減って何遍言わすねん、そうやうちは新聞やめなあかんほど売上が落ちてんのや、文句あんのんか…」って言いそうになりましたで。貧すれば鈍するとはこのことでしょうか。情けない。もちろん、そんなことは言わずいえいえ何遍も足を運んでもろて…うにゃうにゃ…。
松島・五大堂確かに新聞も大変な時代だと思う。インターネットで何でもわかるし、モバイルでいくらでもニュース配信している時代に需要は伸びるわけがない。住んでいるマンションでも朝新聞が入ってるドアはあまりない。経費節減で購読中止のところはうちだけではないのだろう。2紙3紙取っていたところも減らすだろう。そうねぇ、大変なんだねえ。わかるよわかる、けど、ちょっとうるさかったね(^_^;)