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2011.06.26 吉備路行く
先週末は倉敷近くの吉備国分寺まで行った。
会場:サンロード吉備路吉備の門前のない町岡山ケノクニの歌会に参加した。安原さんにお誘いいただいて3回目の参加である。その安原さんが亡くなっての歌会。群馬・埼玉・東京・静岡・愛知・大阪・広島・山口そして岡山の20名で追悼歌会となった。
それぞれの歌に安原さんがしのばれる。遺歌集となった「虚空蔵の麓で」の歌にも触れながら、皆の胸にそれぞれの思い出が深く静かにあり、しみじみと、でも明るい雰囲気の歌会であった。
備中国分寺五重塔五層を至近でそれにしても、毎度のことだが、この歌会のネックは夕方からの散歩タイム以降寝るまでに即詠を出さなければならないことだ。一昨年は安原さんと同部屋だったので起きるまでに出してくれたらいいよといわれ、呑んだ後2時頃までかかって作った。今年は江木さんにちゃんと9時までに出してっていわれ1分前に書き上げた。まさに書き上げただけで、つまんな歌だった。まあちょっとした精神修行だと思えばいい。いや、ひどい歌を作って翌日編集長にぼろくそに言われることに耐えるっていう意味でね。そのとおりになった (^^;)
それより歌の意味を取り違え、編集長の批評を聞いて「ああそういうことなのか」っていうのがいくつかあって、自分の読解力のなさに驚いた。というか、一読でそれが受け取れる編集長や内田さんの眼力と経験にかなり参った。それとそういう歌を作る人がいるってことにも。いつも同じメンバーで同じような歌や同じような批評ばかり見ているとわからないことがある。行ってよかったなあ、と思う。
安原さん、かも…散策中に私たちの前を横を後ろを離れない猫がいた。ぴんと太いしっぽを立ててついてくる。見知らぬ猫がまとわりつくのは珍しい。ほんとは思ってた。安原さんじゃないかって。でも口にするのはためらわれた。即詠で猫を詠った人が複数。山本さんが、あれは安原さんだった気がすると言い、みんなそう思っていた雰囲気があった。
虚空蔵山翌日の昼まで歌会をし、皆は安原さんのお墓に行かれた。私は総社の友人と会い、虚空蔵の頂まで行くことにした。歌集の写真にある八畳岩に立ってみた。安原さんが左にいたので私は右に立ってみた。写真を合わせるといっしょに行ったみたいだ…と勝手に思う。
そして山をおりて麓のお墓に行った。皆が参ったあとのお墓には、もう誰もいなくて皆が供えた群馬から携えて来た草花が真新しい石の前にゆれていて、今回の岡山行きではじめて涙がこぼれた。安原さんが友に恵まれていたのじゃない、ここに集えた私たちが安原さんという人に恵まれていたのだね。ありがとね。

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2011.06.16 小野市まで
なま金子兜太なま永田和宏と小池光先週末、第3回小野市詩歌文学賞 & 第22回上田三四二記念「小野市短歌フォーラム」参加のため、tokoさんや森永さん、田中さんの青風メンバーと兵庫県小野市へ。地元の松尾鹿次氏に久しぶりに会う。お元気そうでうれしい。
去年の詩歌文学賞の俳句部門受賞者の金子兜太の講演を聴く。初めてのなま兜太氏は、とても90を超えているようには見えず、1時間メモもなしで一茶について語った。おそるべし。飄々として柔らかく、清水房雄氏とは正反対で全く切れ味が違うのに、狸具合が似ている…。
おっ、馬場あき子も今年の短歌部門受賞者は小池光で選は永田和宏等。小池氏と永田氏は同年齢で同じく物理を学び、なんと昨年同時期に同病で妻を亡くされている。なんでそこまで同じ…と永田氏がちょっと言葉につまり、会場がしんとなる。一般の短歌フォーラムでは馬場あき子氏の生きのいい選評が聞けた。でも今年はあんまし作品的には面白みがなかった。
新しい大阪駅帰りに新しくなった大阪駅をちょっと探検。いつも外から大屋根を見ているが、あの下はどうなっているのかというのがやっとわかった。電車はもうずいぶん使ったが1階からホームに行くとわからないのだ。ヨーロッパの駅のイメージらしいのだが、あたしゃヨーロッパの駅を知らないのでわからない。でも、ちょっとかっこいい。大阪駅からの夕景とはいえほんとに大阪駅周辺は再開発中で見渡すばかり工事中。全面ガラスのスカイビルに映り込んだクレーンが面白い。夕景にビルとこれから各地に行くコンテナがこれでもかと並んでいるのが大阪らしい気もするのであーる。