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2014.12.17 12月号の歌
桜島領国からスカイツリー12月後半になってしまいました。今年もあと2週間。一体何をやっていたのか2014年…、って感じです。そろそろ年賀状も何とかしなければ…。まだ気合が入らず、見通しは暗い。
それでも今月は今年最後の編集会議で東京に行き、その後相棒の提案で鹿児島へ行き桜島を見てきました。結果的に頑張ってる風だけど、自分から進んでやってることは余りないです。個人的やる気がほぼ失せてる…なあ、まずいなあ。誰か私にやる気を!
12月号の歌を読んで気合を入れなおさないと、歌もできない(*_*)

「青南」12月号(第17巻第12号)掲載
◆作品1
 敗後日本再起の道を規定して第九条あり金科玉条            清水 房雄
 天井の板の継目を見てゐしが目眩が出さうになりてやめたり       清水  香
 補聴器を試せといへど訪ひ来る人なくテレビはサザエさんのみ      伊藤 安治
 すこやかな二人の姉と別れきて積乱雲のかがやくを見つ         逸見喜久雄
 ひと日ひと日過ぐる速さを恐れをり白きシーツに足をのばして      梅沢 竹子
 水やりは出来るけれども植替へは私には無理この五葉松         内田 一枝
 亡き人の植ゑしみ庭の沙羅双樹ときは廻りて白き花満つ         籏野  桂
 何もできぬ日のくることを感じつつ痛む右肩をゆっくり回す       松家 満子
 眠られぬ閨(ねや)のしじまの窓下にこゑ鳴く螻蛄(けら)のいのちをうたふ  鈴木  功

◆南山集
 窓の下を濁り流るる阿武隈川きのふ使ひし傘折りたたむ         監物 昌美
 あるときは空燃えて全き鳥海の暮れゆくまでを見てゐたりけり      小林喜代廣
 風向きは西から東丈長き草のなびかふ裏道帰る             竹内 敬子
 八百床巨大病院しらしらと病み人呑みて夏の陽に立つ          太郎良 博
 新しき疵を見せ走るわがVitz疵を見せない我を運びて        堀江 厚一

◆作品2
 八月に雨の日多く見廻れる棚田の水の畦あふれ落つ           前田つる子
 十二階ビルの窓辺の空高く翼ひろげて飛ぶ白き鳥            平尾 輝子
 手に掬ふ朝の水の心地よく秋深まるやと思ふこの頃           村田 節子
 身の回り片付けておけと娘らに言はれてをりし今諾ひぬ         長尾 芳枝
 机の横に読みたき本を積み重ね見るのみ過ぎぬ古希を迎へて       東倉紀美子
 新しき家を建つるに均されし土地より昇る大き名月           藤井 容子
 悩みゐる自分を託す人は亡く重き思ひを誰にも言へず          中山 圭子
 介護施設四階に見るまんまるの月明るくて涙は垂るる          桑原 美代
 強き日差し遮りくれしゴーヤとキュウリ実も存分にいただきました    二階堂易子
 独身の息子は盆を三日のみおはぎ素麺もも食ひて去る          山内たみ子
 灰色の空が動かぬ庭に舞ふ黄蝶一ぴきふはりふはりと          富田 陽子
 何が欲しい私の耳にオホーツクの海鳴が呼ぶ風強き朝          和泉 南雄
 足や腰に夜は薬を貼りて寝る明日の続きも草を刈りたし         豊田房太郎
 昼時を石のベンチに腰かけて流るる白雲見上げてをりぬ         藤井 博子

◆作品3
 午前四時虫の声無きしづけさに夜空に満つる星を仰げり         西谷 時子 
 夕餉の菜残らぬやうに作らむと茄子もゴーヤも半分使ふ         前島沙江子
 畑の隅どくだみ多く繁りたり涼しきうちにつかみてひきぬ        山岸千代子
 あと五日と我の命を正確に伝へてくるる人はをらぬか          小関 辰夫
 ややありて気がすむならと応じ来し明るき声に我は救はる        小川 英記 
 気がねせず今日は枯れ草焼きてをり煙は西に田を流れゆく        村上 良三
 真夜覚めて浮かぶ畑の雑草を今起き出でて抜きに行きたし        中本 隆子
 亡き夫の遺しし多くのメモ用紙二十年経ち使ひ終りぬ          如月 生子
 満ち足りしおもひに大き桃を食む言葉をかはす夫はおはさず       宇都宮淳子
 もてあますわが庭ながら秋明菊玉すだれ咲き蝶もきてをり        十河 滋子
 恙無く終へしひと日を卓の上に今日の新聞たたみなほしぬ        松下 恭子
 今日はけふ明日はあすなり摘果する伊予柑畑に瀬戸の夕映        髙橋  博
 貰ひ来し青きバナナは南国の香り放ちて二日で熟れる          堤  雅江
 食堂へ歩行器押して行く母に従きて歩む歩を合せつつ          永山 健二
 わが後に畑守る人はなけれどもわが在るうちはと今日も草引く      穴井 文恵
 斗眞君眠れば私も眠くなる裏の庭からツクツク法師           宿利はるえ
 霧の湧く川面に佇む人の影鮎釣り人か腰まで浸かり           後川安希子
 寂しさに心萎えたる秋の夜般若心経高く唱ふる             金  幸枝
 朝凪にすべり行く船牡蠣の棚に静かに着きてその日始まる        佐々木京子
 風に吹かれ踊り舞ひゐるコスモスをじっとみつむるひとときの幸     佐々木美津子 
 道の上の太平山に真向ひて歩む暫く山低くなる             渡辺  涓
 日は高く草いきれたつ葱畑土に膝つけ草を引き抜く           佐藤テル子
 月見草の花の過ぎたるわが庭に何を咲かせむただ思ふのみ        二階堂ヤイ子
 放射線に囲まれ生くるも縁なり線量計を首より下げぬ          森合 満江
 初物の栗が友より届きたり大きな粒が輝きてゐる            松田 玲子
 少年が武器を持たされ街をゆくこの映像は地球の裏側          森  和惠
 明後日は糸瓜忌ならむ十あまり大きヘチマの風に揺れゐる        伊藤 章子

◆作品4
 徘徊に疲れし夫とぬくもりの残る護岸に腰を降しぬ           近藤恵美子
 真剣な顔を揃へて子供達運動会の誘ひにと来る             南條 茂子
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